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【実録】仕事で英語ができなくてトイレで泣いた私が、翻訳ツールだけで「外資の会議」を乗り切った生存戦略

午後3時。会社のトイレから出られなかった

午後3時。
会社のトイレの個室。

冷たい便座に座ったまま、動けなかった。

個室の外からは、ハイヒールがコツコツと歩く音や、笑い声が聞こえる。
ここだけが、世界から切り離されたみたいだ。

震える指で、スマホの検索窓に打ち込む。

「英語 できない 辞めたい」

画面に並ぶのは、私と同じような悲鳴ばかり。

「会議 英語 聞き取れない」
「英語 無能扱い」
「TOEIC 意味ない」

同じようなワード、何回も検索してた。


さっきのZoom会議

さっきのZoom会議。
午前10時から。

海外拠点の同僚たちが、早口で何かを議論してた。
私には、それがBGMのような雑音にしか聞こえなかった。

で、突然、自分の名前呼ばれた。

「So, Misaki, what do you think?」

え、何?
今、何の話してた?

画面の向こうで、全員がこっち見てる。

頭、真っ白。

何言ってるか、全然わからなかった。
でも、何か言わなきゃいけない。

「Ah… yes. I think… it’s good.」

絞り出したのは、中学生以下の言葉。

画面の向こうで、リーダーが小さく眉をひそめたのが見えた。


Slackの通知音

会議が終わった直後、Slackの通知音。

「Let’s have someone support Misaki next time.」
(次はミサキにサポートをつけよう)

優しさじゃない。
「お前は使えない」って意味だった。

それから、5時間。

デスクには戻った。
でも、何も手につかなかった。

メールの返信すら、できない。
英語が目に入ると、吐き気がする。

で、気づいたら、トイレに逃げ込んでた。


「英語できるようになろう」って思うたびに

「英語 できない 転職」
「外資系 英語 ついていけない」

で、出てくるのは「3ヶ月で英会話マスター!」みたいな広告ばっかり。

無理だよ。明日の会議、どうすんの?

今から英会話スクール通って、ペラペラになるのに何年かかる?
3年? 5年?

そんなに待ってたら、私のメンタルが先に壊れる。
というか、クビになる方が先だ。

「英語できるようになろう」って思うたびに、
正直、頭のどこかで「いや無理でしょ」って声がしてた。

だから、諦めた。
前向きな諦めじゃない。
ただの白旗だった。

カッコ悪くてもいい。
というか、もうカッコ悪いし。

使えるものは全部使って、
なんとか明日を乗り切ろう。


で、DeepLってやつに課金した

その日の帰り、スマホでポチった。

翻訳ツール「DeepL(ディープエル)」の有料版

正確な金額は正直覚えてない。
たしか千円ちょっと。
ランチ我慢したら払えるくらいだった。

「無料版でよくない?」って思うかもしれない。

でも、無料版はセキュリティの問題で社内文書を放り込めないし、文字数制限がある。

有料版なら、PDFだろうがパワポだろうが、丸ごと放り込める。

翌日から、英語資料を見るスピードだけは
本当に別世界になった。

💡 私が使ってる翻訳ツール
[DeepL Pro(有料版)]
※たしか月額千円ちょっと。無料版もあるけど、仕事で使うなら有料版


Chrome拡張機能ってやつ

で、Chrome拡張機能ってやつ入れた。

これ、マジで助かった。

ブラウザ上の英語メールも、チャットも、選択するだけで一瞬で日本語になる。

私が書く返信も、日本語で打って変換するだけ。
「ネイティブっぽい表現」を選んでくれるから、相手からは「お、Misakiの英語、最近良くなったな」って思われる。

たぶん。


でも、たまに変な翻訳される

完璧じゃない。

この前、上司に送ったメールで、DeepLが「了解しました」を「Roger that.」って訳した。

軍隊かよ。

上司から「Misaki、最近ノリ変わったね笑」って返信きて、冷や汗かいた。

でも、まあ、何も言えないよりはマシだと思ってる。


VBAでBot作った

DeepLで生き延びてるうちに、気づいたことがある。

周りの同僚も、実は英語に苦戦してるってこと。

で、私は覚えたての「Google Apps Script(GAS)」を使って、
「Slackに来た英語メッセージを、自動で日本語翻訳して返すBot」をこっそり作った。

たいした技術じゃない。
ネットに落ちてたコードをコピペしただけ。

これをチームに入れた。


正直、最初は誰も何も言わなかった

正直、最初は誰も何も言わなかった。
「便利ですね」って一言だけ。

でも、その一言で
「まだここにいてもいいのかも」って思えた。

何日かして、別の同僚が「これ、誰が作ったの?」って聞いてきた。

「私です」って言ったら、「え、Misakiさん、そういうのできるんだ」って驚かれた。

英語が一番できない私が、
英語のストレスから救う人になってた。

なんか、おかしいよね。

💡 私がVBA/GASを学んだ場所
[Udemy(動画講座)]
※2,000円くらい。初心者でもコピペでBot作れる


でも、劣等感は消えない

正直に言う。

今も、Zoom会議で英語が飛び交うと、胃が痛くなる。

DeepLもBotも、リアルタイムの会話には限界がある。

「で?英語できないのは変わらないじゃん」

そう言われたこともある。

その通りだよ。

でも、少なくとも、トイレで泣く回数は減った。


どうしても辛いなら

もし、どうしても「リアルタイムの英会話」が辛いなら。

逃げてもいいと思う。

「英語使わないけど、ITスキルは評価してくれる場所」に移る。

逃げ、って言われても、まあいい。

それが、「社内SE」っていう仕事。

  • 相手は日本人社員だけ(英語会議なし)
  • でも、ITツールの知識は重宝される
  • 外資で揉まれた「調整力」が評価される

私は今、外資系の第一線からは退いた。

でも、国内企業の社内SEとして、DeepLも使いつつ、穏やかな日々を送ってる。

トイレで泣くことは、たぶん、もうない。

💡 社内SE専門のエージェント

※登録無料。英語不要の求人が意外とある


今も正直、英語は嫌いだ

今も正直、英語は嫌いだし、
できない自分を好きにはなれない。

でも、あの頃みたいに
午後3時のトイレで、世界から切り離されることはなくなった。

それだけで、十分だと思ってる。


追伸

私がどうやって「ITスキル(VBA/GAS)」を身につけたのか。
あるいは、どうやって「英語不要の社内SE」に転職したのか。

その具体的な方法は、こちらにまとめてあります。

👉 40代で未経験からプログラマーになろうとして、たぶん失敗した話(でも、生きてます)